中国出張の通信手段はどれが正解?|レンタルWiFiとSIMを併用する私の結論

中国通信環境

こんにちは!Tripおじさんです。仕事でここ数年、定期的に中国各地へ出張しています。

中国は他の国とは少し勝手が異なり、通信環境の準備が非常に重要となります。以下の通り、少し調べ物ができないでは済まされず「ネットがない=生活インフラが止まる」に近い世界となります。

  • ネットがないと移動できない
  • ネットがないと支払いできない
  • ネットがないと翻訳できない
  • ネットがないと調べ物できない
  • ネットがないと家族にも連絡できない

こちらの記事でも「中国でネットが使えないと何に困るか」について、詳しく説明しています。

今回の記事では「何を準備すれば一番ラクなのか?」について、実際に私が中国出張で使い分けている通信手段を書いてみたいと思います。

結論から言うと、私はこの2つを併用しています。

  基本:レンタルWiFi
  サブ:SIM

まずはそれぞれの特徴を簡単に比較してみました。

レンタルWiFiSIM
設定◎ 電源を入れるだけ△ 初期設定が必要
通信安定性◎ PC作業も十分△ スマホ用途中心
荷物△ ルーター+充電器◎ スマホのみ
充電管理△ 1台増える◎ 追加不要
複数人利用△ 台数制限あり←ここをカバー
万が一の故障△ 現地で詰む可能性←ここをカバー
価格△ やや高額◎ 比較的安価
役割メイン:PC仕事サブ:スマホ

基本はレンタルWiFiで十分なのですが、更なる自由や安心を手にいれるためにSIMも併用しています。この理由について、実体験も交えながら詳細に説明してきます。

レンタルWiFiをメインにする理由

レンタルWiFiの一番の魅力は、とにかく安心で考えなくていいことです。

◎設定が簡単

正直なところ、日本で受け取って、中国に着いたら電源を入れるだけです。

  • 特別な設定なし
  • WiFi名とパスワードは機器に貼ってある
  • スマホはWiFi接続するだけ

「ちゃんと設定できてるかな…?本当に繋がるよな…?」といった不安になる余地が、ほとんどありません。海外到着直後って、不安要素が多いですよね。

  • 入国審査
  • 言語が通じない緊張感
  • 支払い方法
  • これからの移動
  • 出張のミッション

そんな中で通信トラブルまで起きるとゴリゴリ精神を削られてしまいます。これが本音じゃないでしょうか。

ただでさえ緊張しているのに、これ以上トラブル増やしたくない

◎通信が比較的安定

私は、上海、深圳、蘇州などによく行きますが、PC作業において通信の不安定性はほとんど感じたことがありません。これらは問題なく使えました。

  • メール、チャット
  • Web検索
  • Web会議
【実例】タクシー移動しながらTEAMS会議も可

タクシーで2時間近く移動している最中に、レンタルWiFiを使ってTEAMS会議をすることもありました。これ、かなり過酷な環境ですよね(笑)大きな問題もなく、画面共有もしながら会議をすることができました。ここまで出来れば、出張者にとって通信面は十分と感じる方も多いのではないでしょうか。

特に理由がなければ、中国出張でレンタルWiFiは本当におすすめです。

レンタルWiFiのデメリット

ただしレンタルWiFiも良いことばかりではありません。実際に使っていて感じたデメリットも正直に書いていきます。

△荷物が増える

私がいつも利用しているWiFiは、本体と充電器がセットになっていて、ポーチに入れた状態で受け取ります。このポーチ、地味に鞄を圧迫する存在なんですよね…

【実例】ポーチが鞄を圧迫

例えば鞄からペットボトルの水を取り出そうとする時、このポーチが嵩張ります…
ペットボトルは鞄の奥深く。中では、書類、ノートPC、充電器類、筆記用具が場所取り合戦をしていて、その上にWiFiポーチが鎮座します。水を取り出す時、あの大きなカブでも引っこ抜くかのような感じ…地味にストレスになっちゃうんですよね(笑)

△充電するものが増える

私の場合、普段充電が必要な機器はこれだけあります。

  • PC
  • スマホ
  • 会社携帯
  • アップルウォッチ

これに加えてポケットWiFiの充電が必要になります。もしホテルの電源タップが限られていたりするとローテーション回さないといけないです…

【実例】疲れ切った中での充電管理

海外出張の夜って、現地メンバーとの夕食などがあり、ホテルに帰ってくるのは夜遅くになるってことも多いですよね。疲れ切った中で充電管理はとても大変です。
例えば疲れて寝てしまい、朝食を食べて、さぁこれから出よう!とした時に、鞄の中から未充電のポケットWiFiを発見した時なんて最悪です…

WiFiバッテリー10%しかない…

△経費削減対象にも

条件によっても変わりますが、安くて1日あたり約2,000円前後の感覚です。数泊すると10,000円前後となります。会社支払の場合、経費削減をチクチク言われ始めるくらいの額じゃないでしょうか。

【実例】先輩とペア利用時の小さないざこざ

実際、私の会社でもレンタルWiFiは2人で1台という制約がつくこともあります。2人で1台って、地味ないざこざが起きてしまいます…。パートナーが先輩だった時など、最初は親切心でこう言ってきます。

「おう!俺はまぁ何とかなっから、WiFiはお前が持ってた方が安心だろ?」

……いや、それ荷物押し付けただけですよねぇ!?(もちろん言えませんが)最初はそれで良いのですが、2日目くらいから急に良い始めるんですよ。

「ごめん!急遽Web会議が入って、この時間だけ借りてていい?」

そして、気づいたら先輩がWiFiを持ったまま別行動。俺のWiFiぃ!ってなりますよね(笑)

△接続台数制限

私が普段使用しているレンタルWiFiは同時接続台数が最大5台でした。1人で使う分には十分なのですが、2人ペアで1台になると話が変わってきて地味な奪い合いとなります…

【実例】接続機器数

例えば、1人でもこれだけ使います。
 ・会社PC:仕事用
 ・会社携帯:TEAMSの連絡
 ・スマホ:支払い、地図、移動
これですでに3台。2人で共有すると一方が何かを切らないといけない状況になります。正直、どれも切れないですよね?結局「じゃあ今だけ俺のスマホはWiFi切りますね…」みたいな地味な我慢大会が始まります。

△別行動できない

2人で1台の場合、ずっと一緒に行動するなら問題ありません。最初は良いのですが慣れてきた2日目以降ぐらいから地味に自由を失う感じが出てくるんですよね。

【実例】夕食での移動

どちらかが夜少し外に出たいと思っても、その瞬間「あれ?WiFiどうする?」となります。結局「仕方ない、一緒に行くか!」という結論に落ち着きます(笑)本当は今日はゆっくりしたかったのになぁ、と思っていても

せっかく来たんだから、夜くらい楽しまないと損だぜ!?

と一押しされると、それが正論になってしまいますよね(笑)

サブでSIMを持つ理由

まず、私は中国出張においては基本レンタルWiFi一択だと思っています。理由はこれまで書いてきた通り、とにかく安心だからです。SIMを持つ理由はさらなる安心や自由度を足すためです。ここでは、その理由を説明していきます。

◎どんな安心なものでも「絶対」はない

私はこれまで、レンタルWiFiで何かトラブルに遭遇したことはありません。ただし、今後も絶対に起きない保証はどこにもありません。もし現地空港に到着して電源を入れても繋がらなかったら…その瞬間に困るのは自分自身です。

SIMは決して完璧な通信環境ではありませんが最低限の役割は果たせます。

  • 地図が見られる
  • 配車アプリが使える
  • QR決済ができる

これだけあれば最悪の状況でもとりあえずホテルには行ける。もう、それだけで心のHPがゼロにならずに済みますよね(笑)

◎荷物が減らせる

SIMを設定していれば、スマホ1つで外に出ることができ、追加でポケットWiFiを持たなくて良いです。これが地味に効いてきます。

【実例】外出時の荷物

ホテルにチェックインして夜少し外に出る時は、極力荷物を減らしたいものです…SIMがあればポーチの中身はこれだけで出掛けられます。ポケットWiFi1つないだけでめちゃくちゃ身軽になります(笑)
 ・パスポート
 ・スマホ(決済、配車アプリ用)
 ・ホテルのカードキー

◎ペア利用ストレスを軽減

先に書いた通り、レンタルWiFiを2人で使うと、地味なストレスが発生します。

  • 相手がWiFiを持ったまま別行動
  • 少しだけ一人で動きたいのに動けない

そんなときでも、スマホにSIMが入っていれば自由に動けます。例えば夕食を済ませ二軒目に行くかどうかの時、これが言えるようになると気持ちがとても楽になります。

「先輩は二件目楽しんでくさい!」
「自分はタクシーで戻ってテキトーにやっときますんで〜」

◎団体移動でリーダーシップを発揮

複数台タクシーが必要な場面でこんな動きができます。

  • WiFiはペアに預ける
  • 自分はSIMでサクッと配車手配
【実例】大人数でのタクシー移動

WiFiをペア利用した場合、SIMがないと移動が一気にグダついてしまいます。
例えば、5人以上を大移動させないと行けない場面で「あ、俺とお前が別々でタクシー手配したら、ダメじゃね!?」とかなるとマジ面倒です。

スムーズに動くための保険になる点もSIMを持つ理由の一つです。

◎比較的安価

SIMは比較的安価で、私が使用したものは1週間利用で約1,500円程度でした。*2026年2月時点
無駄な出費を一切したくない人にとっては、余計な費用に感じるかもしれません。ただ私の場合は、これらが得られるのであれば十分価値があると感じています。

  • 万が一WiFiトラブルへの備え
  • ペア利用のストレス軽減
  • 別行動の自由

ちなみに私が使用したことがあるSIMは以下です。
正直、特別すごいSIMというわけではありませんが、配車・決済・地図・調べ物といった最低限の用途には十分でした。物理SIM版、eSIM版両方とも快適に動作しました。

▼物理SIM版(楽天市場)

▼eSIM版(楽天市場)

※必ずしもこの商品でなくても問題ありません
「中国で使えるデータ専用SIM」であれば大体OKなはずですが、私はこれで快適に過ごせました。

SIMのデメリット

△レンタルWiFiの代わりにはならない

SIMにはデータ容量の上限があります。テザリングで仕事用PCを使おうとすると、あっという間に帯域が足りなくなります。あくまで、レンタルWiFiの補助的な役割となります。

△初期設定に癖を感じることもある

レンタルWiFiよりは、少しスマホ側で操作が必要になります。実際、私は「電波は立っているのにネットが一切使えない」というトラブルを、中国の空港で経験しました。この記事で詳しく書いていますが、設定ひとつで解決する落とし穴でした。

私がWiFi+SIMにする理由

正直、私のようにWiFi+SIMの両方を持つ場合…荷物は増えますし、充電の手間も減りません。むしろSIMのために余分なお金もかかります。 なぜそこまでするかというと、やはり中国という特殊な環境だからこそ『通信の不安』だけは減らしておきたいからなんです。出張の本来の目的に専念出来て、地味なストレスから解放されるならば、カバンの中のポーチ一つと、SIMの保険料。それで安心が買えるなら、私は安いと思っています。

さいごに

いかがでしたでしょうか。

中国出張は慣れないことも多いですが、通信が安定しているだけで心の余裕は大きく変わります。
この記事の情報が、少しでも準備の参考になれば嬉しいです!

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